Mission Planner初期設定と校正

対象:SparkNavi Blue / Blue2。画面とパラメーター名はArduPilot/Mission Plannerの版により異なる場合があります。

設定中はプロペラを外します。校正、モーター/ESC確認、フェイルセーフ設定を終えてから初飛行を行います。「Ready to Arm」は現在のアーム条件を通過したことを示し、機体全体の検証完了を意味しません。

1. 機体構成

SETUP → Mandatory Hardware → Frame TypeでFrame Classと配置を選択します。一般的なX型4ローターはQuad + Xです。Y6は別構成です。

機体・校正設定画面

機体・校正設定画面

2. 加速度計6面・水平校正

機能 用途
Calibrate Accel 各軸のオフセットとスケールを求める6面校正。
Calibrate Level AHRS_TRIM_X/Yで水平トリム・取り付け傾斜を補正。
Simple Accel Cal 単一姿勢の簡易校正。6面校正と同等ではありません。
  1. Calibrate Accelを押し、指定された姿勢で静止させ、画面の指示に従って確定します。
  2. 水平、左側、右側、機首下、機首上、裏返しの6姿勢を行い、Calibration successfulを確認します。
  3. 機体を水平面に置いてCalibrate Levelを行い、再起動後にHUDの方向と水平を確認します。

有効なIMUをまとめて校正します。結果はINS_ACCOFFS_/INS_ACCSCAL_、2・3番目はINS_ACC2/INS_ACC3に保存されます。センサーIDが変わった場合は再校正します。

加速度計校正画面

加速度計校正画面

3. コンパス校正

  1. 金属や大電流配線から離れ、内蔵/外付けコンパスの選択を確認します。Blue1はHMC5883L、Blue2はIST8310です。
  2. Defaultの判定しきい値から始め、Startを押して各方向へゆっくり回します。完了後は指示に従って再起動します。
Fitness COMPASS_CAL_FIT
Very Strict 4
Strict 8
Default 16
Relaxed 32
Very Relaxed 128

上表は資料に記載されたUIの対応です。Fitが小さいほど残差は小さくなりますが、飛行中の磁気干渉がないことまでは示しません。しきい値を緩める前に取り付けを改善します。

コンパス校正

コンパス校正

Fitnessと校正結果の例

Fitnessと校正結果の例

4. RC校正

  1. 受信機のバインドと配線を確認し、Radio Calibrationでチャンネルが反応することを確認します。
  2. Calibrate Radioを押してスティックと使用するスイッチを全範囲動かし、中央へ戻してClick when Doneを押します。保存完了を確認します。
  3. Roll/Pitch/Throttle/Yawの割り当て、方向、端点、モードスイッチと受信喪失時の動作を確認します。飛行中に誤操作しやすいディスアームスイッチ配置は避けてください。

Radio Calibration

Radio Calibration

5. 飛行モード

資料の例はCH5の3段スイッチで、Mode 1=Stabilize、4=AltHold、6=Loiterです。実際のスロットは受信機のPWM値で決まるため、各位置を画面で確認します。

3段モード設定例

3段モード設定例

6. 初期パラメーターとバッテリー

  • 実際のプロペラ径とバッテリー直列数を入力し、Calculate Initial Parametersで計算・確認してWrite FCで書き込みます。調整の開始値です。
  • 電源モジュールを接続し、計測器と比較して電圧・電流を校正します。Battery Monitor2は未使用時だけ無効化し、2系統使用時は両方校正します。
  • ESCの方式に応じた設定・必要な校正を済ませ、RC喪失、低電圧、RTL/着陸などのフェイルセーフを初飛行前に確認します。

初期パラメーター計算

初期パラメーター計算

7. 最終確認

書き込み後に再起動・再接続し、現在のMessages、HUD、PreArmを確認します。パラメーターをバックアップし、警告の原因を解消してからアームします。Actions → Arm/DisarmでもRC操作でもモーターが始動し得るため、机上試験ではプロペラを外します。

Ready to Armの例

Ready to Armの例

ArduPilot公式加速度計校正

校正画面とパラメーター

原資料ではCtrl+F → reboot pixhawkで再起動しています。校正する6姿勢はLEVEL・LEFT・RIGHT・NOSE DOWN・NOSE UP・BACKです。各姿勢で静止させ、画面の指示に従って確定します(資料の画面では任意のキー)。機体を回してもコネクターを引っ張らないよう、ケーブルの長さに余裕を持たせてください。

INS_ACCOFFS_X / INS_ACCOFFS_Y / INS_ACCOFFS_Z
INS_ACCSCAL_X / INS_ACCSCAL_Y / INS_ACCSCAL_Z
INS_ACC2OFFS_* / INS_ACC2SCAL_*
INS_ACC3OFFS_* / INS_ACC3SCAL_*
INS_ACC_ID / INS_ACC2_ID
AHRS_TRIM_X / AHRS_TRIM_Y

6面校正では、各軸のバイアスと倍率を求めます。単一姿勢のSimple Accel Calでは、すべての軸の倍率を求めることはできません。校正値はセンサーIDに対応するため、センサー交換後は再校正してください。RC校正はCalibrate Radio → Click when Done → Saving → Completedの順です。チャンネルが反応しない場合は、バインド、電源、通信方式も確認します。


原資料:Mission Planner V2 · PDFページ 11–18

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